ネットをつらつら見ていたりしていると、〇〇をきちんとやれば、成績があがる 云々の言い回しが目立つようになりました。テクニカルなことをおっしゃっていられるようですが、そのテクニカルなことを解決すれば、必ず成績なり実力なりがアップするというようなお話です。たしかに多くの子供たちはそうなのかもしれませんが、いわゆるやる気S/Wみたいなのもあるのかもしれませんね。しかし、長年、曲がりなりにも教育の現場にいたものとしては、必ずそんなものがあるとは限らないんだ!という経験則があります。若いころは、『子供の成績を伸ばしていくのは自分だ!』みたいな自負もあり、自分の個人的な経験からも、なんらかのテクニカルな問題があって成績なり実力が伸びないんじゃないか!と思っていました。しかし老成した昨今。そんな幻想は抱いていません。今現在、賢い子は賢いし、勉強に向いていない子は向いていないし(もちろん将来はわかりません。勉強に向いていないと思っていた我が子が突然勉強しだすことだってあるわけです)・・・何が言いたいかというと、それぞれが持って生まれたものがあるんじゃないか?ってことです。
結果だけを追い求めるのであれば、勉強に不向きな子に勉強を強いるのは酷。ですが、途中経過を追い求めるのであれば、子供にどんな能力や才能があるのかなんて関係のないこと。結果はいいから、今、目の前にある事柄を一生懸命に対処せよ! と指導が可能になります。
えっ?結局、テクニカルなことに対応しろってことじゃないのかって? たしかにそうです。しかし、出てくる結果は二の次に考えてほしいということなのです。
結果は人の力ではいかんともしがたいのですが、その過程は人の力で何とでもなるものです。